2026/09/21

礼文島トレッキング 2泊3日|フェリー・キャンプ場・コースタイム。体格に不安がある人が32kmを歩いた記録

2026年7月6日から8日、礼文島を2泊3日で歩いてきました。

旅の話はnoteの前編・後編に書いたので、ここにはこれから行く人が調べることだけをまとめます。フェリーの値段、キャンプ場、コースタイム、どこがきつかったか、どこで何を買ったか。

先に結論を書くと、体格に不安がある私でも、2日で32km・のぼり1,100mを歩けました。ただし2日目は本当にきつかったです。

礼文林道コースの展望ポイントから見下ろす香深の港と海
1日目、林道の展望ポイントから。香深の港が見える

行程と数字

コース時間距離のぼり
1日目香深 → 礼文林道コース → 礼文滝コース → 緑ヶ丘公園キャンプ場5時間38分10.2km369m
2日目緑ヶ丘 → 宇遠内 → アナマ岩 → 召国分岐 → 浜中 → 久種湖畔キャンプ場9時間28分22.3km727m
3日目桃岩展望台コース(元地灯台・ツバメ山・桃岩展望台)→ 香深記録なし

1日目と2日目を合わせて、15時間06分、32.5km、のぼり1,096m。登山アプリのコース定数は35(きつい)でした。休憩は1日目が24分、2日目が1時間10分です。

大きい荷物(テント泊の装備)を背負ってこの数字なので、日帰り装備ならもう少し楽に歩けると思います。

フェリー(稚内 ⇄ 香深)

稚内港に停泊するハートランドフェリー
稚内港。朝6時すぎ

ハートランドフェリーで、稚内から香深(かふか)へ。片道の大人運賃は、

  • 2等:3,950円
  • 2等指定席:4,610円
  • 1等:7,270円

(2026年9月時点の運賃表より。往復で2等なら7,900円です)

行きは朝の便で、8時半ごろに香深に着きました。帰りは3日目の14時20分発です。

香深フェリーターミナルの礼文島の看板と花のポスター
香深に着いた。花の見頃の掲示がある

1日目:礼文林道コースと礼文滝コース

9時に香深を出発。礼香寺の前を通って、無料駐車場のあたりから林道に入ります。

礼香寺の赤い鳥居と階段
礼香寺。ここを過ぎて林道へ

林道は舗装された緩い登りで、歩きやすいです。展望ポイントまで約1時間。振り返ると香深の港と海が見えます。

その先にレブンウスユキソウの群生地。7月上旬はまだ「ぽつらぽつら」という咲き方でした。花の案内看板があるので、名前を照らし合わせながら歩けます。

礼文林道コースの花の案内看板
花の案内看板。どれが咲いているか照らし合わせられる
草地に咲くレブンウスユキソウ
レブンウスユキソウ。7月6日

礼文滝コースは、林道から分かれて谷を下ります。片道40分ほど。谷の底に滝があって、そのまま海岸に出ます。

礼文滝コースの谷。両側が緑の斜面
礼文滝コース。谷の底へ下りていく
岩の崖を落ちる礼文滝
礼文滝

14時半、緑ヶ丘公園キャンプ場に着きました。

緑ヶ丘公園キャンプ場

緑ヶ丘公園キャンプ場のログハウスの管理棟
管理棟。翌朝
緑ヶ丘公園キャンプ場の芝生のサイト
翌朝のサイト。芝生
項目内容
料金1人620円(記憶によるので、現地で確認を)
予約不要。管理人がいる時間帯に受付
サイト芝生
トイレあり
温泉うすゆきの湯まで無料の送迎バス。14時半までに管理棟で予約。この日は16時50分に迎え

ここで一番助かったのが、温泉の送迎バスです。キャンプ場から「うすゆきの湯」まで、バスで10分ほど。14時半までに管理棟で予約すると、迎えに来てくれます。逆に言うと、14時ごろまでにキャンプ場に着く行程にしておかないと、このバスには乗れません。1日目のコースを短めにしたのは、正解でした。歩いてきた汗を流して、翌日の飲み物も温泉で買って帰れました。

夕飯はアルファ米とレトルト。スタミナハンバーグカレーでした。

アルファ米とレトルトカレーの夕飯
アルファ米にレトルト。これで十分

2日目:宇遠内からアナマ岩、召国分岐へ(ここがきつい)

6時すぎに出発。キャンプ場から20分ほど歩くと、コースの看板が出てきます。

宇遠内へのコース入口の案内看板
宇遠内への入口
緑の谷を抜けて宇遠内へ向かう道
宇遠内へ下りていく道

宇遠内(うえんない)は海沿いの小さな集落です。ここで小休止。浜にはハマベンケイソウが咲いていました。

宇遠内の石の浜と切り立った崖
宇遠内の浜。ここから岩場

宇遠内から先が、この旅で一番きつい区間でした。

まず岩場とガレ場。ゴツゴツした石の上を、足元を見ながら一歩ずつ。

断崖が続く礼文島の西海岸
西海岸。岩場を抜けると崖の上の道になる

岩場を抜けたら終わり、ではありません。そこから急な登りが、これでもかと続きます。太ももにじわじわ来る登りで、途中から雨も降ってきました。草が茂った道なので、濡れた草をかき分けるうちにズボンがびしょ濡れになります。

稜線に続く急な登りの道
岩場のあとの登り。終わりが見えない

体格に不安がある人へ。この区間は、時間に余裕を持って、自分のペースで登れば大丈夫です。私は休憩を1時間10分とって、9時間半かけました。人と比べず、止まりたいときに止まる。それで歩けます。ただ、1日目にここを持ってこないほうがいいです。荷物に体が慣れてからのほうが楽でした。

雨は、結果的に助かりました。登りで火照った体には、濡れた草がちょうどいい冷たさでした。

草原の先に海が見える礼文島の稜線
登りきると、こういう景色になる

召国分岐を越えて、浜中のバス停へ。13時半に久種湖畔キャンプ場に着きました。2泊目はここです。

久種湖畔キャンプ場は、歩いて20分圏内にスーパーがあります。緑ヶ丘にはなかったので、ここで買い足せるのは助かります。

3日目:桃岩展望台コース

朝、久種湖から香深へはバスで移動しました。カナリアパークから登山口へ入り、元地灯台、キンバイ谷、ツバメ山、桃岩展望台と歩いて、短縮コースで香深に下りました。

この日はよく晴れて、「レブンブルー」と呼ばれる青い海と空が見えました。花は、エゾイブキトラノオ、エゾカワラナデシコ、オニシモツケ。レブンキンバイソウは時期が過ぎていました。

見晴らしで一番良かったのは、桃岩展望台ではなくツバメ山です。稜線から360度、遮るものがありません。

2日目の疲れが足に残っていて、ペースは上がりませんでした。でも、花と海に励まされながら歩ける道です。

下りてから、香深の「カフカパン」で宗谷牛のハンバーガー。14時20分のフェリーで稚内へ戻りました。

島での買い物

うのず製菓のショーケースに並ぶ礼文まんじゅう
うのず製菓のショーケース。礼文まんじゅう
  • 香深:店も自販機も、フェリー乗り場から歩いて15分圏内にしかありません。うのず製菓で礼文まんじゅう。カフカパンで宗谷牛バーガー
  • うすゆきの湯:飲み物を買える。1日目の夜にここで翌日分を確保
  • コースの途中:自販機はありません。緑ヶ丘公園キャンプ場にもありません。飲み物は香深で買ってから歩く
  • 久種湖畔キャンプ場:歩いて20分圏内にスーパーがある

食料は、初日から持ち込みました。アルファ米と、お湯で温めるハンバーグと、フリーズドライのカレー。島に着いてから探すつもりだと、香深を離れた瞬間に何もなくなるので、歩く分は最初から背負っていくのが安全です。

花の時期について

7月6〜8日で、レブンウスユキソウは咲き始め。レブンアツモリソウは時期が合わず見られませんでした(例年5月下旬〜6月中旬)。レブンキンバイソウは終わっていました。花が目的なら6月のほうがいいと思います。私はまた、アツモリソウの時期に行くつもりです。

まとめ

項目実際のところ
日程2泊3日(7月6〜8日)
フェリー稚内〜香深 2等 片道3,950円
宿1泊目 緑ヶ丘公園キャンプ場、2泊目 久種湖畔キャンプ場
水・食料コース上に自販機なし。香深で買って背負う。久種湖畔は徒歩20分圏内にスーパー
歩いた量2日で32.5km、のぼり1,096m(3日目は別)
一番きつい所2日目、宇遠内の先の岩場と、そのあとの急登
一番良かった所3日目のツバメ山
体格に不安がある人は歩ける。ただし2日目は時間に余裕を。1日目に岩場を持ってこない

島の道は、林道も海岸も稜線も、全部歩き方が違います。だから疲れるし、だから面白い。次は花の時期を合わせて、また行きます。

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