どんなザックでも、背中は蒸れます。
体が大きくて、汗をかく。夏の登りで背中がびしょびしょになるのは、もう慣れました。慣れたけれど、諦めてはいませんでした。
サースフェーは、好きだった
日帰りでずっと使っていたのは、ミレーの「サースフェー40+5」です。
見た目が好きで、収納がたくさんあって、腰ベルトがしっかりしている。多機能で、不満はほとんどありませんでした。
ほとんど、というのは、2つだけあったからです。
- 長時間歩くと、背中が蒸れる。夏の低山もそうですが、上富良野岳から十勝岳へ縦走したときは、蒸れを越えて暑かった
- 背面長が動かない。ワンサイズなので、合わせようがない。だいたいはフィットしているのですが、いずい(しっくりこない)ときがある
1つ目は、どのザックでも起きること。2つ目は、ザックを替えないと解決しないこと。この2つが、じわじわ効いてきました。
それと、大きさが中途半端になってきました。日帰りには、40+5は大きい。泊まりなら、もう少し大きいサイズで登りたい(一般的には1泊2日なら問題なく使えるサイズなのですが)。年々、サースフェーの出番が少なくなっていました。
次のザックの条件
探すときに決めていたのは、3つです。
- 背面長を動かせること
- 雨蓋がついていること。ヘッドライト、ファーストエイドキット、おやつは雨蓋に入れる派なので
- 見た目が好みであること
この3つで残ったのが、Rab の「プロティウム35」でした。
選んだのは、レディース版の「ND」ではなく、通常版です。理由は、背中が広いほうが、私の背中にフィットしたから。身長は167cm。背面長は、調整幅(48〜53cm)のいちばん長いあたりです。
雨蓋は、思っていたより大きい。ヘッドライトとファーストエイドキットとおやつを入れて、まだ余裕がありました。これは良かった点です。
岩内岳で、初めて背負う
初めて担いだのは、岩内岳の日帰りでした。
中身は、レインウェア上下、ソフトシェル、クッカーとバーナー、行動食、カップラーメン。水はウォーターキャリーに1.5L、ナルゲンに700ml、ジュースが700ml。全部で7〜8kgくらいです。
背負って歩き出して、最初に思ったのは「軽い」でした。本体は1.15kg。数字よりも、背負った瞬間の感じが軽い。
もうひとつ、初日にうれしかったことがあります。
歩く前に合わせた背面長が、登っているうちに、しっくりこなくなりました。サースフェーなら、そこで我慢するしかない。プロティウムは動かせるので、途中で背面長を変えて、また登ってみました。
フィット感が格段に上がって、歩くのが楽しくなりました。「背面長を動かせること」を条件にしたのは、これがしたかったからです。
岩内岳は、道が整備されていて歩きやすい山です。ただし、ずっと登り。
もともとスキー場だったようで、途中にリフトの支柱が残っています。
背中は、どうだったか
ずっと登りの山で、汗はかきます。それは変わりません。
ただ、プロティウムは背面がメッシュの構造になっていて、背中とザックのあいだに空気が通ります。蒸れが、軽くなりました。なくなったのではなく、軽くなった。それでも、これまでとの差ははっきり分かりました。
サースフェーとは、ベクトルが違うザックだと思いました。あちらは機能を足していく方向で、こちらは軽さと背中の快適さの方向。どちらが上ということではなく、プロティウムのほうが、軽快に歩けそう。初日の印象は、そういうものでした。
7合目から、海
7合目あたりで、茂っていた森が開けます。そこから景色が一気に良くなって、岩内の街並みと海が見えました。
標高がすぐに上がる山なので、しんどいわりに、山頂までが早く感じました。
雨が早まって、岩内岳止まり
この日の予報は、夕方から雨でした。それが少し早まって、降り出しました。雨は途中で止んだのですが、風がとても強い。
本当は、目国内岳まで行くつもりでした。でも、天気が読めない。今回は岩内岳止まりにしました。
レインウェアを着て、ザックにはレインカバー。新品のザックに、初日からレインカバーをかけることになりました。
途中でラーメンを食べて、下山。ごはんの時間も入れて、往復4時間40分でした。
初日のまとめ
| 項目 | 実際のところ |
|---|---|
| 替えた理由 | 背中の蒸れと、背面長が動かないこと |
| モデル | プロティウム35 通常版(レディース版NDではない) |
| 背面長 | 歩く前に合わせて、途中でしっくりこなくなったので動かした。フィット感が格段に上がった |
| 雨蓋 | 大きい。ヘッドライト・ファーストエイド・おやつが入って余裕あり |
| 荷物 | 約7〜8kg(水2.9L込み) |
| 背中の蒸れ | メッシュ構造で軽くなった。なくなりはしない |
| 第一印象 | 軽い。軽快に歩けそう |
| コースタイム | 往復4時間40分(ごはん込み) |
日帰りはプロティウム。泊まりは、もう少し大きいザックで。サースフェーの出番は、これからも減っていきそうです。好きなザックなので、少しさびしい気もしますが。
まだ1回。10kgを超える荷物や、泊まりの山でどうなるかは、担いでからまた書きます。