2026/08/22

大雪山の紅葉はいつ? 9月に登った2回の記録から考えたこと

日本で一番早い紅葉、と言われます。

私も「見頃は9月中旬」という情報を見て出かけたことがあるのですが、実際に行ってみると、思っていたのと違うことがありました。

同じ9月でも、場所によってずいぶん違ったんです。

去年の9月に登った2回の記録を並べてみます。あくまで私の2回分なので、毎年こうとは限らないのですが、参考になるところがあるかもしれません。

9月22日、美瑛岳の山頂は凍っていた

2025年9月22日。望岳台から美瑛岳(2,052m)に登りました。

朝6時過ぎに出発。天気予報は曇りで、10時から12時には晴れる予報でした。

でも十勝岳は霧に隠れて、何も見えませんでした。

山頂に着いて、驚いたことがあります。

山頂標識が、氷でほとんど見えなくなっていました。

霧の中の美瑛岳山頂。標識に氷が張りついている
9月22日、美瑛岳の山頂。標識が氷で覆われていました。

風速は体感で10mほど。登山道は両脇の草花も笹もハイマツも、全体的に濡れていました。

9月22日です。

紅葉を見に行こうかと考える時期に、標高2,000mの山頂ではもう氷が張っていました。少なくとも、この日はそうでした。

9月29日、トムラウシの紅葉はとても綺麗だった

その1週間後。9月29日から30日、トムラウシ山にテント泊で入りました。

初日は曇り。晩秋の空でした。

曇り空のトムラウシ山山頂。標高2,141mの標識
9月29日、トムラウシ山の山頂。この日は一日曇りでした。

翌日はピーカン。

風速2〜3mほど。登っていると汗をかくので、風が当たるとひんやりして涼しいと感じるくらいの気温でした。

トムラウシの朝。雲海の上に朝日を浴びた稜線が広がる
9月30日の朝。前日とはまるで違う空でした。

そして——

コマドリ沢から前トム平の間、紅葉がとても綺麗でした。

美瑛岳の山頂が凍っていた1週間後に、別の場所では紅葉が見頃を迎えていた。

同じ大雪山系、同じ9月でした。

私が思ったこと

この2回を経験して、「いつ」だけで考えるのは難しいのかもしれないと思うようになりました。

標高でずいぶん違うようです。

私の記録と、一般に言われている見頃の情報を並べると、だいたいこんな感じでしょうか。

標高2,000m以上(山頂部)

私が行った9月22日には、もう氷がありました。この高さは、紅葉というより冬に近づいている時期なのかもしれません。

標高1,500m前後

銀泉台(1,490m)は例年9月中旬が見頃と言われています。私が紅葉を見たコマドリ沢〜前トム平も、だいたいこのあたりの高さです。

標高700m前後(層雲峡)

10月下旬まで楽しめるそうです。登らずに見たい方には、こちらのほうが期間に余裕がありそうです。

山の上から順に降りてくる、というイメージで考えると分かりやすいのかなと思います。

もちろん、その年の気候によって前後すると思います。私の2回も、たまたまそうだっただけかもしれません。

今年(2026年)はどうだろう

これは完全に私の肌感覚なのですが、今年は去年より涼しい気がしています。

去年は夏が長く続いた印象があって、そのぶん色づきも後ろにずれたのかなと思っていました。それに比べると、今年は例年どおりの時期に色づくのではないか、という気がしています。

ただ、本当にただの感覚です。当たるかどうかは分かりません。

実際に行かれる方は、層雲峡ビジターセンターなどが出している現地の紅葉情報を見ていただくのが確実だと思います。私の感覚より、そちらのほうがずっとあてになります。

登らずに見たい方へ

銀泉台(標高1,490m)は赤岳の登山口で、例年9月中旬が見頃とされています。紅葉期はマイカー規制があり、シャトルバスに乗り換える形になります。

大雪高原温泉の沼めぐりコースは、ヒグマがたくさん暮らしている場所です。入り方に決まりがあります。

規制やコースの運用は、毎年変わります。ここに私が調べた時点の情報を書いてしまうと、読んだ方が古いまま出かけることになるので、確認先だけ置いておきます。

いずれも、出かける直前に見ていただくのが確実だと思います。

登って見に行く場合

私が9月22日に見たのは、氷でした。

「9月だからまだ暖かいだろう」と思って登ると、山の上では寒いかもしれません。私の場合は、風速10mの稜線がなかなかこたえました。

季節の変わり目は、特に山の天気は変わりやすいです。

防風のきくもの(レインウェアの上下)は持っていったほうがいいと思います。立ち止まると寒いので、フリースもあって困りません。

日が短くなっているので、明かり(ヘッドライトなど)も考えておいたほうがいいです。

ただ、何が要るかは行く場所と、その日の天気と、人によります。これを持てば大丈夫、という話ではありません。

「まだ9月だから」という感覚のまま行くと、少し面食らうかもしれません。私はそうでした。

ヒグマのこと

大雪山は、ヒグマの生息域です。

対策をここに並べると、それで足りるように読めてしまうので書きません。環境省のページに、コースごとの注意が出ています。

おわりに

まとめると、私が思ったのはこのあたりです。

  • 「9月中旬」とひとくくりにせず、行き先の標高を見てみるといいかもしれません
  • 2,000m以上は、9月下旬には冬に近い日もあるようです
  • 銀泉台やコマドリ沢のあたり(1,500m前後)が、紅葉としては見頃に当たりやすいのかなと思います
  • 層雲峡は10月下旬まで楽しめるそうなので、時間に余裕があります
  • マイカー規制や沼めぐりの運用は毎年変わるので、出発前の確認がいちばん確実です

とはいえ、私が見たのは2回だけです。その年によっても、その日の天気によっても変わると思います。

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