9月の頭に、パックラフトを担いで山に登り、沼で漕いできました。そのときに着ていたのが、finetrack のフラッドラッシュです。
水に入る前提のウェアで、上下そろえて持っています。
選んだサイズ
ここが人によって変わるところなので、先に書いておきます。
- トップス: レディースの L
- タイツ: メンズの M
タイツだけメンズを選んでいます。この手のウェアは体にぴたっと沿う作りなので、上下で違うサイズ・違うラインになるのは珍しくありません。「上下おそろいで同じサイズ」にこだわらないほうが、結果として快適です。
濡れたときにどうだったか
正直に書くと、その日は寒かったです。9月の北海道の沼で、途中から小雨も降りました。
ただ、寒いなりに違いははっきりありました。風が吹いても、体温が保たれているのが分かるのです。
濡れた服に風が当たると、ふつうは一気に熱を持っていかれます。それが起きにくい。公式には「撥水によって、化繊を重ねた場合の約5倍の保温力」と書かれていますが、数字よりも、風が吹いた瞬間に「あ、持っていかれない」と感じるほうが実感に近いです。
いつまで使えるか
9月末から10月以降にパックラフトをするなら、確実にドライスーツのほうがいいと感じました。フラッドラッシュで粘れるのは、9月の中ごろまでだと思います。
これは道具の出来の問題ではなく、単に季節の問題です。水温と気温が下がりきると、濡れる前提のウェアでは足りなくなります。
ラピッドラッシュとどちらを買うか
finetrack には、よく似た位置づけのラピッドラッシュもあります。公式サイトを見ても、どちらを選べばいいのかは書かれていません。
ラピッドラッシュは持っていないので、店で現物を確認しました。その印象を書きます。
いつもパックラフトで使っているパタゴニアのキャプリーンほど薄くはありません。中厚のベースレイヤーとして使えそうな厚みでした。
そのうえで、こう考えています。
北海道のように夏が短くて気温が低い地域なら、真夏でもフラッドラッシュのほうがいい。
本州の真夏の沢や川なら、話は変わるかもしれません。ただ、こちらでは「暑すぎて困る」より「寒くて縮こまる」ほうが、はるかに起きやすいです。
まとめ
| 項目 | 実際のところ |
|---|---|
| サイズ | トップス レディースL/タイツ メンズM |
| 濡れたとき | 寒いことは寒い。ただし風で熱を持っていかれない |
| 使える時期(北海道) | 9月中ごろまで。末からはドライスーツ |
| ラピッドラッシュとの比較 | 店で見た限り、キャプリーンより厚い中厚。北海道なら真夏でもフラッドラッシュ |
着るものひとつで、水の上にいられる時間が変わります。寒くて早く上がることになるか、もう少し漕いでいられるか。その差は道具の値段よりも大きいと思っています。